![]() | サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) (2007/08) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
内容(「BOOK」データベースより)
小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。
☆☆☆☆☆
面白かった。
でも、面白いだけではなかった。
いろんなことを考えさせられた。
「極端」なお父さんは、
誰よりも平和や自由や平等を求めて闘う。
それは、闘う必要があるからだ。
最初、お父さんを“恥ずかしい”と思っていたけれど
闘う理由に少しづつ共感して成長していく主人公。
お父さんをひたすら愛するお母さん。
血はつながらなくてもお父さんに似ていくお姉ちゃん。
クライマックスに向かう過程は本当に清々しい!
ところで私は・・・闘ったことがない。
多くの“いい人”“普通の人”“常識人”は
ただの事なかれ主義者なのかもしれない。
そんなことを痛感させられる、ドキドキワクワク痛い本でした。
![]() | サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2) (2007/08) 奥田 英朗 商品詳細を見る |
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